塵の倫理

痛みへ捧げる断章

かつて砂駱駝は言っていた。「最悪とは、自分の絶叫に気づかないまま終わることだ」と。今また、それを思い出していた。息は、どこまで持つだろうか? しかし、声を漏らすのだ。言葉を、思い出すのだ。私が踏みにじった者たちよ、すまない。本当に、すまない…